年末一時金第3回集計の結果は以下のとおりです。
<回答状況>
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2012年 |
2011年(同期) |
2010年(同期) |
登録組合数 |
703 |
717 |
683 |
回答組合数 |
454(64.6%) |
485(67.6%) |
429(62.8%) |
うち上積み獲得 |
109(24.0%) |
135(27.8%) |
107(24.9%) |
うち前年実績以上 |
137(30.2%) |
169(34.8%) |
150(35.0%) |
うち妥結組合数 |
256(56.4%) |
279(57.5%) |
201(46.9%) |
<回答内容>(月数および金額)
集計方法&対象 |
2012年 |
2011年(同期) |
(前年比) |
2010年(同期) |
単純平均 |
月数 |
2.02 |
2.08 |
−0.06 |
2.07 |
額(円) |
665,080 |
683,143 |
−18,063 |
660,677 |
加重平均 |
額(円) |
716,231 |
670,168 |
+46,063 |
700,086 |
組合員数(人) |
119,678 |
123,853 |
|
117,258 |
*2012年・11年の単純平均金額は同一組合対比
<集計結果の概要>
回答引出し・妥結状況
年末一時金の第3回集計には、新たに検数労連からの報告が加わり、22単産部会の結果を集約できました。各単産とも支給日を前に追い上げをはかっており、登録703組合のうち、回答引出し組合は454組合・64.6%となり、第2回集計(11月21日時点:337組合・47.7%)から117組合・17.5ポイント増えました。
現時点で妥結した組合は256組合で、妥結率は56.4%となりました。回答引出し率・妥結率ともに、旺盛な取り組みにより従来を上回った昨年同期とほぼ同水準となりました。
加重平均金額が前年同期比46,063円増に
前年比較可能な組合での単純平均額・月数(一組合あたりの平均)は665,080円・2.02ヵ月で第2回集計(673,635円・2.07ヵ月)から額・月数ともに微減。前年同期比では18,063円・0.06ヵ月分、下回っています。
しかし、加重平均額(組合員一人あたりの平均)は716,231円で、第2回集計(656,413円)から59,818円増となりました。前年同期比(670,168円)と比べても46,063円上回っています。
規模別で見ると、「300人〜1000人未満」が金額でプラスに転じ、「1000人以上」では金額、月数ともにプラスを示し、全体の加重平均を引き上げています。
7単産部会が月数・金額ともに前年同期比プラスへ
前年実績以上の回答を引き出したのは137組合・30.2%です。そのうち35組合が前年より50,000円以上、上回る金額を獲得しています。
水準に着目すると、100万円以上を引き出したのは、出版労連、民放労連を中心に31組合となりました。このうち8組合では150万円以上を勝ち取っています。
月数で2.5カ月以上を引き出した組合は107組合で、そのうち約半数の48組合では3.0ヵ月以上の回答を引き出しています。
単産部会別に見ると、単純平均額・月数ともに前年同期を上回っているのは、建設関連労連(プラス26,531円・0.29ヵ月)、建交労・製造(同26,130円・0.10ヵ月)、建交労・鉄道(同16,112円・0.05ヵ月)、検数労連(同13,594円・0.03ヵ月)、全倉運(同2,723円・0.06ヵ月)、民放労連(同18,441円・0.08ヵ月)、地方マスコミ(同40,165円・0.02ヵ月)の7単産部会です。
建交労・建設、生協労連、映演労連は金額で前年同期比を上回っています。
初回回答からの上積みを獲得したのは109組合となりました。日本医労連の組合で6次回答まで引き出したのを筆頭に、JMIU、検数労連、金融労連など27組合が3次以上の回答を引き出して奮闘しています。
パート等一時金… 平均0.94ヵ月 8万2千円
パートではたらく仲間の年末一時金は、全農協労連、JMIU、生協労連、全印総連、日本医労連の113組合から報告が寄せられました。月数は92組合の単純平均で0.94ヵ月、金額は74組合の平均で81,859円です。昨年同様に全印総連、日本医労連では月数平均で1ヵ月以上を獲得しています。
臨時・非常勤、契約社員などの年末一時金獲得は、前回調査(4組合)から大幅に増え40組合となりました。臨時や非常勤などではたらく仲間の一時金は、29組合の単純平均で0.99ヵ月、金額は11組合の平均で68,241円となっています。