2014国民春闘共闘情報
全労連HP

第4号 2013年11月25日

2013年度年末一時金・第2回集計

加重68万円 単純66万円・2.04ヵ月

 国民春闘共闘委員会(全労連、純中立労組懇、地方共闘などで構成)は21日、2013年・年末一時金第2回目の集計をおこない、18単産・部会から報告が寄せられました。

 年末一時金第2回集計の結果は以下のとおりです。

<回答状況>
2013年 2012年(同期)
登録組合数 779 706
回答組合数 338(43.4%) 337(47.7%)
 うち上積み獲得 50(14.8%) 44(13.1%)
 うち妥結組合数 92(27.2%) 112(33.2%)

<回答内容>(月数および金額)
集計方法&対象 2013年 2012年(同期) (前年比)
単純平均 月数 2.04 2.07 −0.03
額(円)  658,970 663,672 −4,702
加重平均 額(円) 684,210 656,413 27,797
組合員数(人) 106,239 86,110
※額または月数のみの報告があるため、双方は連動しません。

<単純平均額で前年実績と比較可能な組合での回答状況>
2013‐2012年 2012‐2011年
比較可能組合数 196 215
うち前年額以上 107(54.6%) 103(47.9%)
 (前年超) 96 93
 (同 額) 11 10

<前年実績と比較可能な組合での単純平均金額>

組合数 単純平均額(円) 前年実績 (前年比)
2013 - 2012 196 676,659 674,427 2,232
2012 - 2011 139 673,635 702,535 −28,900

<集計結果の概要>
回答引出し・妥結状況

 年末一時金の第2回集計には、新たに化学一般労連、全印総連、民放労連、出版労連、地方マスコミの5単産・部会から回答の報告が寄せられ、18単産・部会338組合の集計となりました。登録779組合での回答引き出し率は43.4%で、前回調査(11月8日現在)の22.7%から20.7ポイント増えました。郵政産業ユニオン、外銀連の引き出し率100%を筆頭に、通信労組(90.9%)、全倉運(88.9%)、JMIU(86.4%)、生協労連(82.4%)、出版労連(77.1%)、化学一般労連(70.8%)などで積極的な回答引き出しが行われています。ただし、前年同期(2012年11月22日現在)と比べると引き出し率は4.3ポイント下回っています。
 回答引き出しのあった組合のうち前年同期(44組合・13.1%)を上回る50組合・14.8%が数次にわたる回答を引き出しています。
 現時点で妥結した組合は92 組合で、妥結率は27.2%となっています。前年同期の112組合・33.2%を若干下回っています。

加重平均前年同期比2万8千円のプラスへ

 金額回答のあった211組合での単純平均額(一組合あたりの平均)は658,970円で、前回調査(11月8日現在)から115,019円増えました。加重平均(組合員一人あたりの平均)は684,210円で、前回調査比176,579円増となりました。前年同期比では、単純平均が4,702円のマイナス、加重平均が27,797円のプラスとなっています。
 月数回答のあった327組合の単純平均月数は2.04ヵ月で前回調査(1.95ヵ月)から0.09ヵ月増えました。前年同期を0.03ヵ月、前年実績を0.05ヵ月下回っています。
 民放労連、出版労連、地方マスコミなどのマスコミ関係、外銀連が高水準の回答を引き出しています。
 同一組合での対比が可能な196組合での単純平均額は676,659円で、前年実績比2,232円の増となっています。そのうちの54.6%にあたる107組合が前年実績額以上の回答を引き出しています。
 これらの組合を単産・部会別に見ると、比較可能な16単産・部会のうち、前年実績額からプラスが8、マイナスが8となっています。規模別では、「29人以下」「100〜299人」がプラスとなっています。

パート等一時金…平均0.97ヵ月 7万5千円

 パートで働く仲間の一時金の獲得は、JMIU、生協労連、全印総連、日本医労連の4単産から87組合の報告が寄せられました。金額報告のあった23組合の単純平均額は75,393円で、月数報告のあった74組合の単純平均月数は0.97ヵ月となっています。
 建交労、全印総連からは、臨時、嘱託、非常勤などで働く仲間の年末一時金獲得も3組合から報告されています。

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