2014国民春闘共闘情報
全労連HP

第13号 2014年3月7日

3・6中央行動

全国から4000人が結集

今年こそ大幅賃上げをつかむ!

 2014春闘の山場を目前に、全労連・国民春闘共闘は6日、すべての労働者の大幅賃上げ、消費税増税中止、労働法制・憲法改悪反対、全国一律最賃1000円以上の実現などをかかげ中央行動を展開し、全国から4000人が参加しました。日比谷野外音楽堂での「14春闘勝利をめざす労働者総決起集会」を中心に、厚生労働省・人事院前行動、国会請願デモ、銀座パレードを実施。各単産や共闘組織では、早朝宣伝、省庁交渉、国会議員要請、座り込み行動、集会など、終日にわたり多彩な行動を展開しました。

3000人が結集!〜14春闘勝利をめざす労働者総決起集会〜

写真 寒風吹きすさぶ中、昼過ぎから開催した「14春闘勝利をめざす3・6労働者総決起集会」には、厚生労働省・人事院前行動の参加者をはじめ、独自行動に取り組んでいた仲間が各所から駆けつけ、3000人が結集。3月12日の第1次集中回答日、翌日の統一行動にむけ、春闘の賃金闘争をめぐる情勢を共有し、産別と地域の統一闘争の強化で、大幅賃上げ、くらし守れの要求を勝ち取る意思統一を行いました。
 全教の中田郁乃中央執行委員と全印総連・寺沢弘行青年部長の進行で開会。はじめに、主催者を代表して国民春闘共闘・大黒作治代表幹事(全労連議長)が主催者あいさつし、「消費税増税による中小企業の経営危機も叫ばれ決して追い風だけの春闘ではないが、賃上げこそが消費不安も経営危機も脱出する道だ。今年こそ公務も民間もすべての労働者が生活できる賃金を獲得するために、力を合わせて粘り強くたたかおう」と呼びかけました。
 つづいて、JAL不当解雇撤回国民支援共闘や雇用共同アクションなどで連帯・共同してきた3団体の代表が連帯のあいさつをし、航空労組連絡会の津惠正三事務局長は「利益第一主義をはね返し、JALの不当解雇撤回、ベア・労働条件改善で空の安全の基盤をつくる」とのべ、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)の日比野敏陽議長は「秘密保護法廃止を労使で広げる春闘ととらえ、安倍政権の『戦争する国』づくりを止めるために先頭になってたたかう」と強調。
写真 前日から全国港湾中央行動を展開し、丸の内デモ、経団連前行動を終え駆けつけた全国港湾の糸谷欽一郎委員長は、「労働法制の改悪の影響で港湾労働者も含め賃金は下がり続けている。ここで歯止めをかけるために、全労連・国民春闘共闘に結集する皆さんと共同してたたかいぬき、何が何でも成果につなげる」と熱いメッセージで参加者を激励しました。
 情勢報告を行った国民春闘共闘・小田川義和事務局長(全労連事務局長)は、「大企業ではベア回答の動きがあるが大企業どまりにさせてはいけない。パートなど非正規労働者も含めたすべての労働者の賃上げへ、労働組合らしく体を張ってたたかう時期にきている」と、ストライキを背景としたたたかいの構築を呼びかけました。
 つづいて、6組織が決意表明を行いました。午前中に、440台のタクシーを含む1000人が国土交通省に対する車両・個人請願に取り組んだ自交総連からは、東京地連・南部ブロックの片岡敏康議長が発言。北陸自動車道のバス事故にふれ、「また痛ましいバス事故が起きた。利用者の安全・安心を確保するために、必要な規制強化を求め運動を強化していく」とのべ、「消費税増税がされれば生活は破壊される。安倍政権の悪政ストップにむけて奮闘していく」と力を込めました。
 自治労連・猿橋均書記長は、「憲法をいかし国民生活を守るたたかいと、自治体と公務公共業務の役割をしっかり押し出し、地域に出て3・13大行動に結集する」とたたかう決意を表しました。
 日本医労連・山田真巳子委員長は、「ベア4万円の統一要求提起に『初めてスト権確立した』、『初めて賃上げ論議した』など報告があがっている。黄色いのマスコット『ゴールデンベア』のステッカーを付けて組合員の半数以上が参加する構えで3・13大行動への結集をはかる。ベースアップでやる気アップ!」と力強く発言。
写真 建交労東京都本部の遠藤晃書記長は、「トラック業界の経営が厳しくなる中、東京のトラック集団交渉では参加企業すべてで有額回答を引き出した。さらなる誠意ある回答を求め例年以上の構えでたたかう」と力を込め、生協労連の木下百合子副委員長は、「パートがいないと業務が回らないのに、パートだから給料は安くてもいいとは道理に合わない。仲間を増やして、正規雇用が当たり前、最賃1000円以上、均等待遇の実現をめざす」とのべました。
 東京駅丸の内北口の早朝宣伝を皮切りに「菜の花行動」を展開してきた全労連女性部は、「安倍政権は女性の活躍を本気でめざすなら、派遣法、均等法、パート法の抜本改正で均等待遇の実現し、安定した雇用で男女とも安心して働き続けられる社会を実現しろ」と怒りを込め、「愛と正義をつらぬく労働者の味方LOVE9」とアピールし、「戦争をする国」づくりを許さないために奮闘していく決意を示しました。
 決意表明では、各組織が色とりどりの横断幕や旗、コスチューム、アピールグッズを掲げ、舞台は華やかに彩られ、元気な発言が続きました。
 最後に、国民春闘共闘の大谷充代表幹事が閉会あいさつし、「主権者の声にそむく安倍首相は絶対に許せない。ベア実現は、私たちのたたかいにかかっている。連帯して成果をあげよう」とのべ、団結ガンバローを三唱して集会を閉じました。
 閉会後は、国会請願デモと銀座パレードに分かれ意気高く行進しました。

許すな!労働法制大改悪、社会保障の拡充を〜厚労省・人事院前行動〜

写真 日比谷野外音楽堂での労働者総決起集会を前に、賃金改善、労働法制大改悪反対、社会保障制度拡充を求める厚生労働省・人事院前行動を、労働法制中央連絡会とともに取り組みました。
 国民春闘共闘の伊藤潤一代表幹事(東京春闘共闘代表)が主催者あいさつ。「消費は低迷したまま、昨年10〜12月、3ヵ月間のGDPは年換算で1%しか伸びていない。生活必需品は値上がり、消費税は4月から増税予定だ。安倍首相は、このままではまずいと思ったか財界に賃上げを要請したが、公務員賃金では、賃金削減に応じない自治体には交付金を出さないなど、言っていることとやっていることが違う。大企業は、272兆円の内部留保をためこんでおり、余剰利益も昨年10〜12月で前年同時期と比べ14兆円も増えている。賃上げのために内部留保の取り崩しを迫ることが重要」と述べました。「春闘共闘はベースアップにこだわる春闘にと呼びかけている。職場・地域から、大幅賃上げ、時給1000円以上、雇用は正社員があたりまえ、原発再稼働許すな、戦争する国づくり許すな、安倍首相の暴走をストップさせる世論をつくる14春闘をたたかおう」と呼びかけました。
 安倍政権の雇用破壊に反対する共同アクション(雇用共同アクション)を代表し、全労協の中岡基明事務局長が連帯あいさつを行いました。はじめに全労連・春闘共闘が大幅賃上げ、労働法制改悪反対で決起していることに対し敬意を表明。「雇用共同アクションでは、厚労省前行動、院内集会などを積み重ねてきた。安倍首相は日本を世界一企業が活動しやすい国にしようとする中で、労働者をいつでも解雇できる、低賃金で使い捨てるなど労働法制の改悪を狙っている。派遣法が改悪されれば、正社員ゼロ、3年ごとに派遣労働者を低賃金で使いまわすことになり、非正規雇用がますます拡大することは火を見るより明らかであり、許すわけにはいかない。すべての労働団体が派遣法改悪に反対しており、反対の声を1つにし、改悪許さないたたかいに全力をあげる」と述べました。
 全労連の井上久事務局次長が情勢報告。はじめに、「マスコミでは、トヨタや日産がベースアップに応じる見通しであると報道している。労組の存在意義をかけて、ベア・賃上げを求め、3・13は全組合員規模で決起し、たたかいを前進させよう」と訴えました。そして、「法案要綱が示されているが、派遣は臨時的・一時的な業務に限るという大原則が葬りさられている。それでは企業がいつまでも派遣を使い続けられることになり、正社員からの置き換えが懸念される。労働法制の根幹、働き方にかかわる改悪に対し、職場から総力をあげて反撃しよう」と派遣法改悪阻止を訴えました。医療・介護総合法案について「医療・介護の公的保障を大幅に狭めている」と指摘し、「雇用を守る、社会保障を守るたたかいをセットで、3月から5月にかけて大闘争を展開しよう」と呼びかけました。
写真 つづいて、3組織の代表がたたかう決意を語り、「昨年10月に年金が1%削減され、今後トータルで2.5%まで引き下げられる。マクロ経済スライドも待っている。4月には消費税増税。こんなことは認められない。全国96ヵ所で12万6000人が行政不服審査請求を行った。史上最大の運動となり、年金受給者3900万人の怒りを示した。年金改善と賃金引き上げを一体でたたかう」(年金者組合・増子啓三中央執行委員)、「社保庁解雇撤回のたたかいは25人が職場復帰し、たたかいは司法の場に突入した。年金記録管理の不具合などの責任を、現場の労働者に押し付け、525人を解雇したことに怒っている。解雇撤回というだけでなく、安心して暮らせる、働く権利をみつめ直すたたかいとしても奮闘する」(国公労連・全厚生闘争団・松本さん)、「大日本印刷の子会社DNPファインエレクトロニクス久喜工場で、請負で働いていたが、リーマンショック時に解雇され、さいたま地裁でたたかっている。約半分の賃金がピンハネされてきた。不当判決がるつづく中で、負けるわけにはいかない。4月11日に大日本印刷本社包囲行動を行う。みなさんの参加をお願いしたい」(全印総連・DNPファイン偽装請負争議団・橋場さん)と訴えました。
 最後にシュプレヒコールをおこない労働者の怒りの声を響かせました。

 この日は、自交総連の「国土交通省請願行動」、全労連公務部会・公務労組連絡会による「人事院前要求行動」、「公務・公共サービス拡充、公務員総人件費削減阻止‐公務労働者決起集会」、建交労の「14春闘総決起集会」、「省庁・ゼネコン要請」、日本医労連による「国会前座り込み行動」、「省庁要請」、生協労連の「新橋駅前大早朝宣伝」、「国会議員要請」、全労連・パート・臨時連絡会による「池袋早朝宣伝」、「パート労働法の実効ある改正を求める院内集会」、全労連女性部の「東京駅丸の内早朝宣伝」など、各組織で多彩な行動が展開されました。

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