<回答状況>
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2014年 |
2013年 |
登録組合数 |
859 |
870 |
回答組合数 |
361(42.0%) |
355(40.8%) |
うち金額・率回答 |
279 |
283 |
うち「定昇のみ」など
言葉による回答 |
82 |
72 |
うち上積み獲得 |
73(20.2%) |
59(16.6%) |
うち妥結組合数 |
89(24.7%) |
111(31.3%) |
<回答内容>
集計方法&対象 |
2014年 |
2013年 |
(前年比) |
単純平均 |
額(円) |
5,843 |
5,474 |
+369 |
率(%) |
1.97 |
1.92 |
+0.05 |
加重平均 |
額(円) |
6,240 |
6,034 |
+206 |
率(%) |
2.04 |
2.06 |
−0.02 |
組合員数(人) |
78,086 |
85,081 |
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<前年実績との比較が可能な組合における回答状況(単純平均額での比較)>
前年比較可能な組合数 |
うち前年実績以上 |
(前年超) |
(同 額) |
259 |
157(60.6%) |
132 |
25 |
<前年実績との比較が可能な組合における単純平均額の比較>
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組合数 |
金額・率 |
前年実績 |
(前年比) |
単純平均 |
額(円) |
259 |
5,853 |
5,541 |
+312 |
率(%) |
172 |
2.02 |
1.90 |
+0.12 |
※額または率のみの報告があるため、双方は連動しません。
※「定昇のみ」など言葉による回答は計算から除いています。
<集計結果の概要>
回答引出し・妥結状況
第4回集計には21単産・部会(うち通信労組は、現段階では「定昇」などの言葉による回答のみのため、総括表には表記せず)から報告が寄せられました。今回あらたに報告が寄せられたのは、建交労・建設、全労連・全国一般の製造と卸売・小売の3単産・部会です。
これまでに回答を引き出したのは、登録859組合のうち361組合・42.0%となりました。4月9日に設定した第2次集中回答日も節目に、各組織で引出し数を伸ばし前回集計(3月27日時点)から68組合増えています。
前年同期(2014年4月11日現在:355組合・40.8%)と比べ6組合・1.2ポイント上回っています。
回答を引き出した組合のうち妥結したのは、89組合(「定昇のみ」などの言葉による回答組合も含む)で、妥結率は24.7%です。前回調査から55組合・13.1ポイント増えました。前年同期(111組合・31.3%)と比べ22組合・6.6ポイント下回っており、依然として粘り強いたたかいが続いている状況が伺えます。
全体の回答内容
有額回答を引き出した20単産・部会での単純平均(一組合あたりの平均)は、5,843円・1.97%で、加重平均(組合員一人あたりの平均)は、6,240円・2.04%となっています。
前回調査と比較すると、単純平均円121円増・プラス0.01ポイント、加重平均109円増・マイナス0.01ポイントとなっています。前年同期との比較では、単純平均で369円増・プラス0.05ポイント、加重平均で206円増・マイナス0.02ポイントとなっています。
数次にわたる上積み回答を引き出した組合は前回調査から30組合増え、回答引出し組合の20.2%にあたる73組合となりました。JMIU、地方マスコミの2組合で5次回答を引き出したのをはじめ、JMIUの4組合が4次回答、JMIU(7組合)、化学一般労連(4)、地方マスコミ(3)、建交労・運輸、全印総連、日本医労連、地方登録(各1)の18組合で3次回答を引き出しています。上積み回答引出し組合は、前年同期(59組合・16.6%)を14組合・3.6ポイント上回っています。
例年、春闘後半戦に入り回答内容がやや厳しくなる傾向がありますが、各組合が追い上げをはかり、プラス傾向での推移を維持しています。
また、出版労連の組合で16,730円を引き出したのを筆頭に、月額1万円以上の賃金引き上げを獲得したのは、出版労連(10組合)、JMIU(6)、民放労連(3)、建設関連労連(2)、日本医労連、地方マスコミ(各1)の23組合となりました。前回調査からは3組合、前年同期から4組合増えています。
率で2.0%以上の回答を引き出したのは、前回調査から13組合増え、100組合(前年同期103組合)となっています。
単産・部会別の集計をみると、建交労・建設、建設関連労連、JMIU、全労連・全国一般の製造、検数労連、郵政産業ユニオン、民放労連、出版労連、地方マスコミが高水準となっています。
単純平均額で前年同期と比較が可能な18単産・部会のうち、14単産・部会がプラス、4単産・部会がマイナスとなっています。
消費税増税や診療報酬改定など厳しい条件もある中、各職場での奮闘が伺える状況となっています。尚、建設関連労連では4,074円減となっていますが、これは前年同期の集計が2組合で、かつ高額回答を引き出していたことが影響しています。
規模別でみると、「29人以下」が、単純平均で6,035円・2.13%(前年同期比820円増・プラス0.18ポイント)、加重平均5,958円・2.06%となっているほか、小規模組合が健闘しています。「1000人以上」では、単純平均額・率ともに前年同期比マイナスが続いていますが、高水準を維持しています。
前年実績比較可能組合での回答状況
前年実績との対比が可能な259組合での単純平均額は5,853 円で、前年実績比312円増となっています。このうち60.6%にあたる157組合が前年実績額以上の回答を引き出し、前年同期143組合を14組合上回っています。前年実績超組合も前年同期(110組合)から22組合増え、132組合となっています。率で前年実績と対比が可能な172組合の結果では、単純平均で2.02%と前年実績からプラス0.12ポイントとなっています。
単産・部会別にみると、建設関連労連が前年実績比3,416円増・プラス1.52ポイントとなったのをはじめ、全農協労連(431円増・プラス0.32ポイント)、建交労・建設(1,800円増・プラス0.42ポイント)、JMIU(710円増・プラス0.24ポイント)、建交労・製造(297円増・プラス0.11ポイント)、全国一般・製造(1,979円増・プラス0.74ポイント)、建交労・運輸(282円増・プラス0.14ポイント)、建交労・鉄道(605円増・プラス0.24ポイント)、検数労連(1,428円増・プラス0.45ポイント)、郵政産業ユニオン(962円増・プラス0.28ポイント)、全印総連(802円増・プラス0.32ポイント)、地方登録(471円増・プラス0.13ポイント)と12単産・部会が額・率ともに前年実績比プラスとなっています。全労連・全国一般の卸売・小売、地方マスコミでは額で、化学一般労連、出版労連では率で前年実績比プラスとなっています。
規模別では「29人以下」、「30〜99人」、「100〜299人」の中小規模組合で額・率ともに前年実績比プラスで推移しています。
パート・アルバイトなど非正規雇用で働く仲間の賃上げ
パート、アルバイトなど非正規雇用で働く仲間の賃上げは、別表の9単産から108組合・180件の成果獲得の報告が寄せられました。時間額での引き上げ獲得は132件、日額は12件、月額は36件となっています。
獲得件数は、前回調査(3月27日時点)からは30組合・64件増え、前年同期(2013年4月11日時点:8単産・117件)を63件上回っており、「すべての労働者の賃上げ」を求めるたたかいの成果が伺える状況となっています。
時間額の引き上げ額回答の報告があった106件の単純平均額は15.0円で、前回調査(11.8円)から3.2 円増、前年同期(20.1円)からは5.1円減となっています。
日額では12件平均146.1円、月額では26件平均で2,682円の平均賃上げ額となっています。
出版労連では「時間額一律280円引上げ」、JMIUでは「再雇用者も含め正規雇用労働者と同等の賃上げ」などの結果が勝ち取られています。
企業内最低賃金協定改定状況
企業内最低賃金協約の締結・改定は、別表の4単産99組合から獲得の報告が寄せられています。前回調査(3月27日時点:91組合)から8組合増え、前年同期(2013年4月11日現在:47組合)を52組合上回っています。
月額では、改定後の金額表示のあった77組合の平均が18万3,523円、日額で31組合平均8,368円、時間額で80組合平均1,023 円なっています。
引き上げ額・率では、月額で53組合の単純平均3,841円・2.35%、日額では30組合平均260円・3.78%、時間額は69組合平均25円・2.64%の上げ幅となっています。
獲得数、改定後金額、引上げ額・率いずれも前年同期を大きく上回っており、「賃金底上げ」の取り組みが前進しています。
<参考> 他団体の賃上げ集計結果
●連合の第3回回答集計(平均賃上げ方式・4月1日公表)は以下のとおりです。
集計対象 |
集計組合 |
加重平均 |
単純平均 |
組合数 |
人数(万) |
金額 |
率 |
昨年 |
率 |
金額 |
率 |
昨年 |
率 |
全組合 |
1,962 |
187.7 |
6,495 |
2.20 |
5,284 |
1.80 |
4,954 |
1.99 |
4,325 |
1.69 |
中小共闘 |
1,178 |
12.4 |
4,810 |
1.97 |
4,160 |
1.66 |
4,484 |
1.93 |
3,930 |
1.62 |
※中小共闘は、規模300人未満
●連合・第3回回答集計(非正規雇用労働者の賃金引き上げ・4月1日公表)は以下のとおりです。
集計対象 |
時間額 |
月額 |
組合数 |
金額 |
組合数 |
金額 |
全組合 |
129 |
14.08 |
87 |
3,339 |