大幅賃上げで生活を守れ!
穏やかな春の陽気につつまれた15日、回答を示さないことへの抗議とともに、要求の強さと団結の力と怒りを経営者に示すために、松竹労組、全東映労連、日活労組、角川映画労組、国際放映労組などの仲間が全国各地でストライキに立ち上がりました。
日活本社前(東京・文京区)で行われた日活労組のストライキ決起集会には約30人の仲間が参加しました。はじめに、日活労組・飯野高司書記長が、「一律1,000円以上のベースアップを含む13,000円以上の賃金引き上げ、夏季一時金3ヵ月分などの春闘要求」を提出したことを報告。「これまでも、新入社員の撮影現場張り付きを是正させるなどの成果を勝ち取っているが、賃金引き上げとともに時間外労働の抑制に向けても奮闘していこう」と呼びかけました。
つづいて、映演労連・高橋邦夫副委員長が、昨日14日に設定した産別回答指定日に、ほとんどの単組に対して回答が示されなかったことを報告し、「消費税増税などによる生活悪化に歯止めをかけるためには、賃金引き上げはまったなしだ。そうした中、ストライキに決起したことは、労働者の切実な要求を経営者に示すためにも重要な意味を持つ」と述べ、「要求実現に向け奮闘し、最後までともにたたかい抜こう」と連帯のあいさつを行いました。
最後に、日活労組の新保和也委員長がマイクを握り、「消費税増税で組合員割引の映画入場料金が100円上がった。映画10回分以上のベースアップを必ず勝ち取ろう」と呼びかけ、参加者全員で「団結ガンバロー」を三唱し、たたかう決意を固め合いました。