チェコ共和国の2大労組センターであるチェコ・モラビア連合MKOSと自由労働組合協会は、政府の提案した国家財政改革に抗議して、9月13日に大規模なデモを行った。抗議のスローガンは、「政府は国民が認める範囲で行動すべきだ」というもの。
集会に参加した金属労組OS-KOVOは、改革の必要性は理解しているが、改革のための機構に賛成していない。
国際金属労連(IMF)書記長マルセロ・マレンタッキは連帯セッセージでこういっている。「改革による負担が全市民で平等に分担されないのは不公平である。政府はこうした変革の討論に関係者すべての参加を要請すべきである。」
チェコのすべての労働組合は、改革の機構にかんして政府が労働組合の意見を聞き、討論に参加するよう要求している。(坂本満枝)
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