労働組合はこの国における自主的労働組合運動を破壊しようとする政府の企みに反対して苦しい闘争を行っている。
フランスの金属労働組合(FGM-CGT)は外務大臣に書簡を送り、ベラルーシ当局はILOの基本原則を尊重し、自動車・農業機械労働組合(AAM)およびラジオ・エレクトロニクス産業労働組合(REI)の幹部にたいする嫌がらせを中止するよう要請した。
同政府による労働組合の権利にたいする侵害の最近の例であるが、12月に、AAMとREIの大会を前にして、当局は組合員に強力に圧力をかけ、AAM議長アリアクサンドル・ブホスタウとREI議長ゲンナジ・デディニッチを支持しないよう要請した。組合員は電話を受け、地方当局を訪問するよう“招待状”を送られ、二人の議長にたいする非難を伴うこれら2組合の偽造メッセージを、会場の入り口で代議員に配布した。
これら2組織にたいするベラルーシ政府の企みは失敗に終わったが、労働組合はこうしたやり方に反対しつづけている。この2組織は最後に残った独立組合であり、下部組合員から力強く支持されている。
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