スポット参考例 自衛隊のイラク派兵反対 (03年10月6日〜) |
有事法制は許さない!運動推進連絡センター
○○のみなさん、こんにちは。私は、△△の○○です。この場をお借りして、自衛隊のイラク派兵に反対する訴えをさせていただきます。
アメリカのブッシュ大統領が17日に日本にきて、小泉首相と話し合います。ブッシュ大統領は、イラクに自衛隊を派兵することを求め、さらにイラク戦争や占領に莫大な費用がかかるので日本に数千億円もの負担を求めています。
こんなアメリカの要求に「ハイ、ハイ」と応えて、いいのでしょうか。
イラク国民は、自衛隊の派兵に反対しています。アラブ各国が参加するアラブ連盟の事務局長も「一刻も早く軍事占領を終わらせたい。占領を支援するための自衛隊を歓迎しない」と反対しています。アメリカ占領のもとでつくられたイラク統治評議会の議長でさえ、「イラクにこれ以上の外国軍を求めるつもりはない」とのべています。国連でも、アメリカやイギリス国内でも、アメリカの戦争と軍事占領に批判が強まっています。国連のアナン事務総長がアメリカの行動を「国連憲章に根本的に挑戦するもの」ときびしく批判し、注目されています。アメリカではイラク問題での行き詰まりを懸念する国民が69%にのぼり、イギリスでは67%が「ブレア首相は国民をだました」と批判しています。
こうしたなかで、何のために、自衛隊がイラクにいくのでしょうか。それは、イラク国民の抵抗に手を焼いているアメリカが、自衛隊の派兵を求めているからです。イラク国民の支援でなく、アメリカ軍の支援です。イラク国民が求めているのは、一刻も早い主権の回復であり、国連が中心になった復興支援です。
イラクは、全土が戦闘地域です。ブッシュ大統領が5月1日に戦闘終結宣言をしてからだけでも、民間人が1500人も殺され、アメリカ兵も1000人も死傷しています。米軍司令官は「イラク駐留を続けるかぎり犠牲者の増加はさけられない」とのべています。こんなイラクに、自衛隊を派兵するなど、絶対に許せません。
だいたい、イラク戦争は、世界中が反対したのに、アメリカが勝手におこなった無法な戦争です。しかも戦争の「大義」とされた大量破壊兵器もみつかりません。こんな戦争のために1万人もの罪のないイラクの人たちが命を奪われたのです。戦争に賛成した小泉首相は、胸が痛まないのでしょうか。人間としても許せません。日本国民の多数は、自衛隊の派兵に反対です。どの新聞社の世論調査をみても、反対が多数です。ところが、政府は自衛隊派兵は「対米公約」であり、小泉首相はくりかえし必ず派兵すると表明しています。わたしたちは、こうしたアメリカいいなりの小泉首相と自民党・公明党にきびしく抗議したいと思います。
みなさん。
自衛隊のイラク派兵に反対する声をあげましょう。ただいま「自衛隊のイラク派兵に反対する署名」をおこなっています。ぜひご協力くださるようにお願いして、この場での訴えとさせていただきます。
|