イラク国民は占領軍の撤退をのぞんでいます。イラク国民が主権を回復したもとでの国づくりを、国連中心に復興支援しましょう。
イラクでは占領下、暫定国民議会選挙がおこなわれました。混乱が続くなかで、数%という低い投票率の地方もありましたが、800万人以上が投票しました。「統一イラク同盟」が圧勝しましたが、その公約は「完全な主権を持った統一イラクの実現」「多国籍軍撤退スケジュールの設定」です。
選挙にたいする態度の違いをこえて、「占領の終結」がイラク国民共通の願いであることが浮き彫りになりました。
37カ国いた外国軍もすでにスペインなど9カ国が撤退し、さらに7カ国が撤退表明しています。こうしたなかで、イラク派兵を続けようとする日本政府の態度は、まったく異常です。
日本の自衛隊を守ってきたオランダ軍も2月21日から撤退を開始しました。自衛隊の宿営地には、すでに9回も攻撃がおこなわれています。
3・20行動
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3月20日はイラク戦争開始2周年。この日、世界各地でイラク戦争に反対し、平和を求める国際共同行動がおこなわれます。平和について考え、行動しましょう!
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■アメリカがこっそり調査を終了■
イラクには大量破壊兵器はなかった!
アメリカがイラク戦争の口実にした「大量破壊兵器」。しかし、アメリカは「見つからない」と判断し、こっそり調査活動を終えました。こんなデタラメな口実で、10万人もの市民が犠牲になったのです。戦争を支持した小泉首相の責任も重大です。
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