スポット参考例 自衛隊のイラク派兵反対 (2004年1月1日〜) |
有事法制は許さない!運動推進連絡センター
あけましておめでとうございます。わたしは、○○○の△△△です。
みなさん。政府は自衛隊のイラク派兵を急ぎ、1月中旬にも、いよいよ陸上自衛隊の先遣部隊を派遣しようとしています。小泉首相は、「テロに屈するな。復興人道支援のためだ」などと言っています。とんでもありません。憲法9条をじゅうりんする自衛隊の派兵は、テロをなくすという点からも、イラクの復興支援をすすめるという点からも、なんの道理もなく、逆効果です。
実際にイラクやアフガニスタンで人道支援に汗を流してきたNGO団体は、こぞって、自衛隊の派兵に反対しています。人道支援は、占領軍と区別しておこなわなければ、その国で受け入れられないからです。NGOの方がたは、自衛隊派兵で、逆に人道支援が困難になる、と心配しています。
イラク国民はフセインもノー、アメリカの占領もノー、なのです。イラク国民が求めているのは、一刻も早い平和と主権の回復、占領軍の撤退、国連が中心になった復興支援です。だからイラク国民は、自衛隊の派兵に反対しています。小泉首相とも会談したイラク南部の民主化指導者リカービ氏も「あらゆる外国軍隊の派遣、駐留、占領は受け入れられない。自衛隊派兵に反対する」と語っています。
そもそもテロ勢力に口実をあたえ、はびこらせているのは、誰の責任でしょうか。国連の報告もアメリカのイラク戦争のために「イラクはテロ勢力の最良の戦場になった」と報告しています。ローマ法王も「アメリカの侵略である」ときびしく指摘するイラク戦争は、世界中が反対したのに、アメリカが勝手におこなった無法な戦争です。国連のアナン事務総長も「国連憲章に根本的に挑戦するもの」と批判しています。戦争の「大義」とされた大量破壊兵器もみつかりません。こうした無法な戦争の結果おこなわれているのが軍事占領です。そこでは、ベトナム戦争のときと同じように、住民を威嚇し、囲い込み、追い出すなど、占領者として横暴を働らき、多くの一般市民が殺され、傷ついています。この無法な戦争と占領こそ、テロ勢力に口実を与え、戦争とテロの悪循環をつくりだしているのではないでしょうか。この占領軍の支援にいくのが、自衛隊の派兵です。政府も、武装したアメリカ兵を輸送すると認めています。派兵計画はただちに中止すべきです。
フランスも、ドイツも、ロシアも、中国も、世界の主要国は軍隊を派兵していません。アラブ諸国も派兵していません。世界の150数カ国、5分の4の圧倒的多数の国が軍隊を送っていません。インドの外相は「派兵を拒否したことはきわめて賢明な決定だったと誰もが敬意を表している」といっています。
日本国民も、最近の世論調査では、8割が反対しています。イラク国民も、世界の国も、国民多数も、反対している自衛隊派兵計画はただちに中止するように、声をあわせて、訴えましょう。
ご清聴、ありがとうございました。
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