[アピール]
有事関連3法案成立強行の暴挙に抗議し、
具体化をゆるさないたたかいをただちに開始しよう |
政府・与党は本日、民主党などの協力のもと、参院本会議で有事3法案の採決を強行しました。この暴挙に、私たちは満身の怒りを込めて抗議するとともに、戦争への道を必ずくいとめる決意をここに表明します。
有事3法案は、アメリカの無法な戦争に参戦するため自衛隊の海外での武力行使に道を開き、国民を強制動員する憲法違反の大悪法です。そのため、この法案の危険性を知った広範な国民の声が広がり、アジア諸国からの懸念の声も高まっています。
いまアメリカは、イラク攻撃につづいて先制攻撃戦略にもとづく戦争を拡大しようとしていますが、世界ではこのアメリカの無法を許さず平和のルールをとりもどそうとする巨大な流れが広がっています。有事法案は、この世界の流れに逆行するものです。
3法案の成立は強行されましたが、これを具体化するための米軍支援法案、「国民保護法案」などは先送りとなっています。たたかいは、まさにこれからです。成立した有事関連3法の内容と、政府がこれから整備しようとしている有事法制の全体像をあらためて広く国民の中に徹底して知らせましょう。有事法案の具体化とその発動を許さないたたかいを草の根から燃え上がらせ、「戦争をする国」への道をきっぱりと断ち切りましょう。
私たちは、戦後50年余、平和と民主主義を願う広範な国民の声と行動によって、日本が直接戦争に参加することを阻止してきました。日本国民の平和を守る底力をいまこそ発揮しようではありませんか。憲法9条を守りぬき、平和のルールを取り戻し、発展させようとしている世界の巨大な流れの先頭に立つ日本に変えていこうではありませんか。
わたしたちは、そのために全力を尽くします。
2003年6月6日
有事法制は許さない! 運動推進連絡センター
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