2002年国民春闘共闘情報
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第 2 号 2001年11月09日

 

平均76万円。2.42カ月

「業績悪化」「低額が当然」などと減額

出版・医療など怒りのスト決行!

中・下旬の統一行動で上積みめざす

2001年・年末一時金の第1回回答集計結果について

2001年11月09日  2002年国民春闘共闘委員会

産業別・単産別総括表

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 1.国民春闘共闘委員会は9日、2001年年末一時金の第1回回答集計を行った。これには、17単産・部会から既に春闘時または夏季闘争時に年間で解決した分を含め11月上旬に引出した第1次回答の報告が寄せられた。うち、今期直近の回答を寄せたのは建交労、JMIU、化学一般労連、生協労連、全印総連、出版労連、日本医労連などである。
2.回答+妥結状況は、別掲総括表のとおりで、特徴はつぎのような諸点である。
 1) 回答組合数は244組合で、回答引出し率は28.2%。前年同期より43組合増。
 2) 単純平均は2.42カ月+アルファで760,304円。前年実績比6.47%減。
 3) 一人あたり加重平均は813,115円(前年同期は904,457円。但し集計組合が若干違う)。
3.前週から今週(9日まで)にかけて、各単産が年末一時金の回答指定日をむかえ、スト含む統一行動などを背景にして回答引出しに奮闘してきた。しかしながら、全体平均はマイナス6.47%で、深刻な経済事情、経営実態を反映して非常にきびしい結果になった。経営側の説明では「急激な売上げ減」や景況の「将来不安」をあげるところが多く、一部には「低額が当然」とか「予定の利益が未達成」などとして大幅な減額回答を提示してきたところがある。三和総合研究所では「民間は2.0%減」と予測しているが、現状はこれを上回るきびしい水準になっている。
4.国民春闘共闘に結集する建交労(1日)、出版労連(2日)、JMIU(6日)、日本医労連(7日)などの単産では、多くの組合が回答を不満としてストライキに突入した。日本医労連ではスト参加者が2万人以上、「医療改悪反対」の宣伝行動などを含め6万人以上が決起した。出版労連では指名ストを含め50組合1333人がストに突入し、夕方から錦華公園で印刷・出版総決起集会・デモを敢行した。
 来る21日は、秋季年末闘争の全国統一行動日で、多くの単産が統一ストや諸行動をかまえ、年末一時金の回答引出し、上積みをめざそうとしている。