2002年国民春闘共闘情報
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第 8 号 2001年12月11日

 

産業別・単産別総括表

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平均は2.49カ月+α・75万円台

年越しへ。前年実績の確保めざす

 年末一時金第5回集計  

支給日直前まで交渉

1.国民春闘共闘委員会は12月10日、年末一時金の第5回集計を行った。この間新規回答を引き出した全信労をはじめ、全農協労連、全労連全国一般、全証労協、銀行労連、広告労協、地方登録組合など31単産・部会から報告が寄せられた。早いところは10日に支給日をむかえ、中・下旬に支給の組合も多く一時金闘争は最終局面にはいっている。

2.回答+妥結状況は各々総括表のとおりで、その特徴はつぎのような諸点である。

(1) 登録組合数 863組合 登録31単産中 31単産に回答
(2) 回答組合数 656組合 回答引出し率 76.0%
(3) 妥結組合数 367組合 妥 結 率 42.5%
(4) [回答+妥結]      
  単純平均 656組合 2.49カ月+α 758,018円
  前年実績 同一組合   799,109円
  引上げ率 同一組合対比   ― 5.14%
  加重平均 161,238人   848,520円
(参考) 前年同期(00.12.07) 673組合 2.60カ月+α 798,089円



3.師走を迎えるにあたり、各単産は年末一時金の「11月末決着」をめざす統一行動をとりくみ、ストを含む闘争強化で回答引き出し、上積みをめざしてきた。その結果、春闘共闘参加31の全単産・部会の回答が出揃い、76%の組合が回答を引出き出し、43%の組合が妥結した。単純平均は2.49カ月プラスαの75万8018円で、前年実績に比べて月数で0.16カ月減、金額で4万1092円(5.14%)減というきびしい状況がつづいている。一人当たりの加重平均は84万8520円で比較的高めの水準を維持している。
 これまでの最高は出版労連傘下の330万3200円で変わらず。前年実績対比でプラスになっているのは映演共闘の1.66%アップのみ。化学一般労連紙パ、全倉運、全印総連では若干のマイナスでほぼ前年同水準を確保している。これらの単産やJMIU、日本医労連などに10%以上の引上げが30組合あり、これを含め前年実績額以上が181組合、同額が14組合ある。第2次回答以上の上積みは219組合(回答組合数の33%)がかちとり、最高はJMIU、建交労・運輸、全証労協と出版労連などの計13組合が第4次まで追い上げている。

4.12月10日、国家公務員や一部民間企業でも年末一時金が支給された。国家公務員は人事院勧告で0.05カ月分引き下げられたため、一般行政職員(36.1歳)の平均支給額は2.1カ月分、約64万円で、前年を9000円下回った。春闘共闘の民間単産では約半数が未解決状態で、多くの組合は中・下旬に迫った支給日を前に、前年実績をめざすなどぎりぎりまで交渉をつづけている。





<お知らせ> 12月21日(金)は「働くルール署名」街頭宣伝行動日です