2007国民春闘共闘情報
全労連HP

第7号  2006年12月05日

産業別・単産別総括表   個別回答一覧へ   パートの一時金獲得状況

 

平均は2.24カ月+αの76.3万円

回答出揃い2,998円上回る

 年末一時金第3回集計  支給日近づき決着へ

2006年12月05日 国民春闘回答集計センター

 1.国民春闘共闘委員会は12月4日、年末一時金の第3回集計を行った。この間、新規回答を引き出した建交労・鉄道、検数労連、郵産労、金融労連、広告労協、特殊法人労連をはじめ、全農協労連、合同繊維、全労連全国一般、全証労協、映演共闘、日本医労連など29単産・部会すべてから報告が寄せられた。

2.回答+妥結状況は各々総括表のとおりで、その特徴はつぎのような諸点である。

 
(1) 登録組合数 759組合 登録29単産中 全単産に回答
(2) 回答組合数 523組合 回答引出し率 68.9%
  第2次回答以上 141組合 回答数の 27.0%
  前年実績額以上 196組合 金額回答数の 54.1%
  妥結組合数 256組合 妥 結 率 33.7%
(3) [回答+妥結] 組合数・人数 回答月数 金  額
  単純平均 523組合 2.24カ月+α 763,305円
  前年実績 (同一組合)   760,307円
  引上げ率 (同一組合対比)   +0.39%
  加重平均 144,261人   848,258円
  前年同期(05.12.12) 149,834人   835,141円

(参考)前年同期(2005.12.12) 570組合 2.23カ月+α 733,154円
    ●今回は、前年同期より1週間早目の集計となっています。

 3.12月を前に、各単産は年末一時金の「決着」をめざす統一行動などをとりくみ、統一交渉とストを含む闘争強化で回答引き出し、上積みを追求してきた。その結果、春闘共闘の集計参加29の全単産・部会の回答が出揃い、69%の組合が回答を引出き出し、34%の組合が妥結した。単純平均は2.24カ月プラスαの76万3305円で、前年実績に比べて月数で0.02カ月減、金額では2998円(0.39%)増という状況になった。今回の特徴は、支給日が近づき、月数でマイナスながら、前年実績の水準を若干上回ったことである。

 前年実績対比でプラスになっている単産は、29単産・部会中の13で、検数労連の20.3%、建設関連労連の7.2%、JMIUの7.2%をはじめ、化学一般労連、繊維産労、全倉運、金融労連、全印総連、出版労連、映演共闘と地方登録組合である。これらの単産を中心に前年実績額以上(同額含む)が196組合みられる。これまでの最高は出版労連傘下の323万円余で変わらず。第2次回答以上の上積みは141組合(回答組合数の27%)がかちとり、最高回答次数は全証労協、日本医労連、地方マスコミの各1組合が第4次回答まで追上げている。
 4.パート一時金について パートなど時間給労働者の一時金回答は、生協労連の60組合、日本医労連の48組合を中心に、化学一般労連、全印総連、郵産労の計112組合から報告があり、平均支給月数は0.914カ月分、金額にして5万2865円になった。前年実績比で4153円減になっているが、遅れている金額計算がすすめば減額幅の縮小が期待される。





 



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