全労連第23回定期大会によせられた海外友好組合からのメッセージ
(メッセージ到着順に掲載)
フランス労働総同盟(CGT)
全労連第23回大会へのCGTからのメッセージ
ILOによって設置された、グローバル化の社会的側面に関する世界委員会は、グローバル化の巨大な可能性を認める一方で、多くの働く男女にとってディーセントワークという単純な期待も満たすことができていないという結論に至りました。期待に応えていないだけでなく、とりわけ以下の問題を指摘しています。
・国家間、国内での発展の不均衡
・多くの国での貧困拡大とワーキングプアの増大
・公共サービスへの攻撃
・グローバルな公共財の民営化
・社会的獲得物と社会的保護への攻撃
・労働、生活条件の後退
・労働者間の競争
・社会的ダンピング
このような状況は受け入れがたいものです。グローバル化が技術、経済・社会発展に潜在的な可能性があるならなおのことです。知識を進歩させ、文化が交流され、すべての人に富を作り出し、生活条件を向上させる可能性があるからです。
労働組合運動は、人間を中心に置き、社会的目的に到達しすべての人に持続可能な発展をもたらすために、グローバル化をしっかりと見極め、監視し、その方向性を変えなければなりません。
国際労働組合総連合の創立大会(2006年、ウィーン)では、世界行動日について以下のような文書を採択しました;
「大会は、ITUCに対し、ILOが提起するディーセントワークの課題と、少なくとも国連のミレニアム開発目標(MDGs)の完全な実現を含めて、新しいグローバル化のための課題を明確にし、実行するために、直ちに国際的活動を起こすよう呼びかけるための、世界的な行動日を呼びかけるよう指示する。失業、不完全雇用が受け入れがたいほどの水準になっていることに直面して、すべての人への完全雇用とディーセントワークはこの国際的な活動の中心とならなければならない。」
この行動日の成功は、世界の労働者にとって並外れて困難な課題です。
CGTはこの行動日の成功を願っており、ITUC加盟の組織もそうでない組織も、この行動にともに参加することを希望します。
全労連第23回定期大会の盛会と成功を祈念します。
フランス労働総同盟
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